-
できるだけ原作と変わらない性格で四人を絡ませたいと考えたら、5と8の育ちやイベントは大きく変えないまま現代に寄せる形になりました。そんな中途半端きわまるパラレル。
- 悟浄(21) 例の虐待および母の死のあと、身寄りを失った自分に唯一手を差し伸べた従兄の捲簾のもとに身を寄せる。
- 捲簾(28) 悟浄の実父の姉の一人息子。悟浄を甘やかした末に何かに目覚めさせてしまった諸悪の根源でもある。
- 八戒(21) 離婚した両親のうち一緒に住んでいた父の病死を受け、16歳で大学に入り独り暮らしを始めようとしたところ、天蓬の闖入によりすぐに独りではなくなる。
- 天蓬(27) 行方知れずの八戒の母の、双子の姉の息子。八戒のことは気に入っている。
- 捲簾(と悟浄)の家 2DK。割合贅沢なマンションの一室。
- 八戒(と天蓬)の家 1DK。捲簾宅から一駅の距離にある、もう少し古いマンションの一室。
- Bar Nirvana 観音がオーナー、二郎(神)がマスターを務めるショットバー。八戒宅の最寄駅近くにある。カウンター7席+テーブル2台。
年齢は一応「数え年」です。時々1年ミスったり曖昧になったりしても気にしない。
一年の間は碌に中学に通えていなかったが、引っ越してから二年の春に編入。
以後ぼちぼちの高校で適当に過ごし、フリーターに。八戒と交流が始まったのはその頃。
閉鎖的な思春期には、捲簾への感情が家族愛を越えかけていたきらいもあった。今は……?
ちなみに捲簾の存在を絡めたせいで多少甘えん坊イメージになってる。
比較的恵まれた家庭で育つも、19歳で大学に入るとコツコツ稼ぎつつ気ままな独り暮らしを始める。
20歳で従弟の悟浄を保護して懐かれ、21歳でひっそりと大学の図書館に根を張っていた天蓬を発掘して懐かれ、大変充実した世話焼きライフを送る。
就職を悩んでいた折に大学の先輩・敖潤から紹介された遠縁の二郎とかいうおっさんの店に興味を持ち、バーテンダーを始める。
昼間は昼間で時々別のバイトもし、やはり確実に貯金している。近々正式にマスターを任される模様。
18歳ごろ大学で生き別れた花喃と再会するも、程なくしてある事件で亡くしてしまう。
途方に暮れて大学も辞め、死まで近づいたところで偶然悟浄に引き止められて微妙な関係が始まる。
容姿がよく似ていたこともあり、特に読書に耽っていた子供時代はよく親や親類に「天蓬にそっくりだ」と言われてなんとなく苛立っていた。今も噛み合わないこと、気に食わない部分はあるが、死の淵にいた頃のある一件によって距離は縮まった様子。
20歳になる頃、捲簾のバーにスカウトされて働き始める。
14歳で大学に飛び入学しておきながら8年ほどモラトリアムを謳歌してみたり、捲簾を追うように滅多に出さない本気を出して卒業したらしたで大学付近(捲簾に会いやすい位置)に住み始めた八戒の部屋に半ば強引に転がり込んであっという間に一部屋を私物で埋め尽くしたり、一応フリーライターとして仕事はしているものの如何にも貧乏そうなのに稀に気紛れで投稿した小説が入賞していきなり大金ひっさげて帰ってくることがあったり、やっぱりよく分からない人。
大学で出会ってから懲りずに世話を焼いてくれた捲簾に惹かれてゆき、いつの間にやら爛れた仲に雪崩れ込んだ。
バーの常連でもあり、他の常連客の間で天蓬と捲簾の関係は何かと有名。
----------------------------------------------
ソファや液晶テレビ、ローテーブルのあるダイニングキッチンにくわえ、捲簾・悟浄それぞれの寝室およびベッドがある。
天蓬の書庫というか巣に成り果てた奥の和室以外はかなりモノが少ない。八戒はDKのソファベッド、天蓬は敷布団で寝ている。
元々は趣味で始めた店でマスターの友人が集まる場所としても使われていたが、捲簾を雇ってから女性客が急増した。
※ニルヴァーナと名のつくバーやダイニングは実在するようですが、当然ながら一切関係ございません。